建て方

2023/04/22

4月20日~22日は建て方でした。

まずは土台の据え付けです。

土台はヒノキの150角です。
腰掛け蟻継ぎ。

柱は180角で柱間620㎜の間に耐力壁を入れています。他は基本的に開口部としています。

大師堂を正面から見る。左がRC造の本堂。

その柱間620㎜の柱頭には横長の舟肘木を支える2つ大斗が取り付いています。

柱頭に取りつく大斗と舟肘木。合板壁は耐力壁。

桁から突き出た隅木は化粧垂木が取り付くため、、、

隅木が垂木の重みで垂れていくの防ぐため、テコの原理で小屋組みの自重で跳ね上げています。

内部から見る隅木と小屋梁。この時点ではまだ、隅木に乗ると少し垂れてしまっていましたが、、、

↓ここまで組みあがると、びくともしてませんでした。ここから小屋組みにはまだ野垂木や野地板、屋根材が乗ってくるため、より強固で安定した構造になっていきます。

組みあがった小屋組。

また、内部では四天柱と虹梁が取り付いていました。

須弥壇側から見る。
内陣からみる四天柱と虹梁の納まり。丸みに沿って加工された虹梁が四天柱に綺麗に取りついています。
外陣からみる四天柱と虹梁の納まり
吉祥寺大師堂の遠景。

ついに吉祥寺大師堂の外形が姿を現しました。

パースや図面、模型などでボリュームは掴んでいたつもりですが、実際に建ち現れてみると、部材一つひとつのスケールに圧倒されました。

続いては上棟式です。

(スタッフI)