万年山文庫のその後

2023/06/02

文庫あるじがご主人(通称マスター)と一緒に徳島に戻られたのが15年前。


ご両親の家の隣の、お父さんが造園業を営むのに使っていた2階建ての建物の改修と、

それにつなげた増築棟とで、「万年山文庫」の茶房と談話室ができました。

茶房は1階の玄関~文庫、2階の茶房で構成されていますが、

上下階ともに黒子のようにお二人のすまいが寄り添っています。

茶房のキッチンを住宅のキッチンと共有するためと、湿気がちな1階よりも、

上がり降りが苦にならない間は2階で暮らそうという計画です。


4年半前に、母屋から体調を崩されたお母さんが移住してこられました。

その後、文庫の運営に支障をきたすようになってきたのを見かねて、

お姉さんが滋賀から通われる様になって、約1年が過ぎていきます。


その間・・・格子窓越しに四季折々の眉山のすそ野の景色を眺めながら本を読み、お茶を飲む、

静けさの中での豊かな時間を過ごされる常連の方々に惜しまれながら、

残念ながら万年山文庫は閉店してしまいます。


お姉さんがほぼ徳島にいらっしゃる状況になったのが3年4か月前。

コロナ禍が始まったあたりですね。


そしてあるじとマスター、お父さん、お母さん、お姉さん、五人のとも暮らしが始まりました。・・・