さななや

嵯峨の朝焼け

嵯峨の朝焼け

物件情報

規 模:上下十坪ずつの二十坪+下屋
施 工:水本工務店
大 工:垣根さんと金澤さん
網 戸:富永建具
薪ストーブ:しげ設備

写 真:米津光
木造

2階建て(胴差なし・全部通し柱建築)

2019年施工
移住交流、空き家改修のしくみづくりなどにかかわるうちに、どんどんその気になっていった徳島県最後の村、佐那河内への移住。空き家見学ツアーでみつけたこの家、嵯峨川をはさんで正面には天一神社。家にいる間ずっと川の水音。家に住む、というよりも、この村のこの集落、山、川、ご近所さんに花鳥草木、受け継がれてきた「営み」に、後から参加させていたきます、という、考えたこともなかった感覚で暮らしてます。
納屋付の離れだった建物。1階の床を撤去して全部土間に、角の壁を落としてガラスに。2階は畳のけてすぎ板張りにしたのと、床の一部を開けて吹抜に。あとはポリカ葺きの下屋をまわした程度(冬でも朝食はこの軒下)。木製建具は、最近建替えた保育園からもらってきたのと、事務所の古建具コレクションから。
あ、自邸です。
  • 日の出前。徐々に外の景色が色づく。

    日の出前。徐々に外の景色が色づく。

  • 元の家主さんから受け継いだざる。
一坪分吹抜けにして2階窓からの光をおとす。

    元の家主さんから受け継いだざる。 一坪分吹抜けにして2階窓からの光をおとす。

  • 昔からお世話になっている「リサイクル徳島」でみつくろった業務用キッチンと、「万年山文庫」から受け継いだ製氷機。小窓は内野設計古建具コレクションから。棚は自作。

    昔からお世話になっている「リサイクル徳島」でみつくろった業務用キッチンと、「万年山文庫」から受け継いだ製氷機。小窓は内野設計古建具コレクションから。棚は自作。

  • 新宅との間の通路に自作した(自慢の)道具棚。

    新宅との間の通路に自作した(自慢の)道具棚。

  • 角の土壁を落として現れた間柱と貫をそのままに、外側にガラス。

    角の土壁を落として現れた間柱と貫をそのままに、外側にガラス。

  • 桜、桃、花に囲まれたくらしと夕暮れ。

    桜、桃、花に囲まれたくらしと夕暮れ。

  • 2階のこの天井が移住の決め手だったかも。吹抜けから1階の光が。

    2階のこの天井が移住の決め手だったかも。吹抜けから1階の光が。

  • 苔作のエース踊り子と相方、「うでたち」大工さん。腐った柱脚は全部根接ぎしてもらいました。

    苔作のエース踊り子と相方、「うでたち」大工さん。腐った柱脚は全部根接ぎしてもらいました。

  • お月さんありがとう。

    お月さんありがとう。