桔木

2023/06/22

桔木(はねぎ)は社寺建築の深い軒の出を出すための部材です。茅負と裏甲に桔木がとりつき、テコの原理で軒先を持ち上げて軒の垂れを防いでいます。

裏甲にささる桔木。桔木は完全に外からは見えないため製材はせず荒々しい木材のままです。
桔木がかかる支点の土居桁
小屋組み下から桔木を見る。

建物の自重が力点として作用しています。

軒を深く出す工夫として大昔から現代まで伝わる先人たちの知恵に改めて感動しました。

(スタッフI)