京都~
金曜は建築学会の京都大会。
学会発表は十数年ぶりやなあ。
もくよんの床衝撃音のこと発表してきたじょ。
かいつまんでいうと、
・防耐火、構造、建築計画、設備、遮音という五つの要素。
こっちがいけたらあっちがあかん、いわば「ごすくみ」の設計だったこと。
・防耐火性能上げようと思ったら壁を多くして窓を小さくして高性能にして、
と思うけど、そもそもそんな高性能な窓が存在しない。あったとしても、室内
の温度が上がってから割れるとフラッシュオーバーして逆効果になる。逆に窓を
大きくして早めに割れて、どんどん空気が入れ替わった方が温度上昇が
遅くなって避難時間を稼げる。ということで、とても開放的な印象の建築に
なったこと。
・住宅性能表示等級2クリアを目標に徳島の施設で予備試験を行った。
その施設で計測した等級2同等の試験データがあったので、それ越えを目安にしたこと。
・75分あらわし木造準耐火の避難時間クリアのために熱吸収用に構造床の表面に
施工したモルタルが、特に重量床衝撃音では足引っ張ったこと。
・一応目標数値はほぼクリアしたこと。
などなどを、意匠設計者目線で報告。大学の研究者、ゼネコンやメーカーの
実践者、学生、などなど床衝撃音のプロたちにまじって、だいぶ異端だったような。
セッションの最後で、性能表示制度を作る側の方の悩みを聞いたのがいちばん身近
で面白かったな。名刺交換できてうれしかった。何でも相談してくださいって。
会場の京都大学へはけっこうぎりぎりについて、うーんこれ、構内にとめる
とこないよなーとさまよいよったら見回りのおっちゃんが
「こっちこっち!これおいとき!」て、駐車許可証くれた。ちっちゃい声で
「かめへんかめへん、しーっやで!」って。
男前~笑 おっちゃんありがとう!!
・・・夜は、わいや夫婦が学生時代からのいきつけ
ヤポネシアンカフェバー「八文字屋」
甲斐さんかわらんなー
三十数年後に、娘夫婦の出会いの場所になるとはね。
今日はレオの母アニエスと四人で~