朝は
パン買いに行きがてら近くの公園へ。

なんか重機かなんかが通って、傷つけたんか?と思ったら・・・

日本でいうたら点字ブロックだったみたい。黄色いシート貼るよりいいな。でもこの、削って機能を獲得する。いう発想が、日本ではまず出てこんよな。
今日はまず、セーヌ川で遊覧ボート!

川沿いの道。あ、いっぱい遊覧ボートがいっきょるな。いろんなサイズのボートがあるな。遊覧だけじゃなくて、レストランや個人の舟とかもいっぱい繋留してあるな。アニエスと家人と三人で、ミシェルが予約してくれてた、かなりでっかいボートに。ひょうたん島クルージングの、だいぶスケールちがうやつ(ひょうたん島もええんじょ。徳島来たことない人笑)。乗り込んだレベルは中なんやけど、みんなやっぱり階上の甲板席へ。まず最初は、東へ進みます。

あの火事から、修理中のノートルダム。この後、橋を三本くぐって西へUターン。もう一本向こうまでいってくれたら、コルビュジェ設計の舟「アジールフロッタン」(元は難民収容のための)が見えたかもー。ちょい残念。

修理の現場事務所の壁かな。各職のみんなが、誇りを持って仕事してることが表されてて、うれしいな。技術者の皆さんもその家族も、みんなうれしいよな。なんかやたら監督が頭下げてる、うっとこの国の看板より、こっちがええな。素晴らしいな。
この後も、オルセー、ルーブル、グラン・パレ、と、セーヌ川沿いのいろいろの位置関係がなんとなくわかって、「よっしゃ、パリ、わかった!」みたいな感じになった笑 最初にボートに乗るの、めっちゃおすすめやなー。徳島に来たらまずは「ひょうたん島クルージング」と、おんなしやな笑!
昼は、アニエスが友達から、歩きながらスマホで聞きだしたおすすめのお店。ノートルダムから近い、京都でいうたら祇園から四条あたりの感じ?

肉。肉の向こうに隠れてるソースがんまかったなー。ソース文化なんやなあと。

豆腐のラザニア。さっぱり。総じて、見た目より量が多い。パンとで、もう満腹です。

アニエスはスープ。に、パンのみ。あのスリムさの秘訣やな。
料理はおいしいんやけど、ウエイトレスのおねえさんが、えらいつっけんどん。特定の客とは愛想よくおしゃべりしてるんやけど、他の客や我々とのやり取りはそっけなくて、返事もせん・・・。日本語勉強中のアニエスは、言いたいことがあると、いっつも持ち歩いてる日仏仏日辞書で調べる。ほんで、笑いながら「しんせつじゃなーい」て。それ、おうてます笑。支払いはカード。飲食、物販、カフェ、バー、レストラン、どこでも何屋さんでも、駅の有料トイレ(1€)もみんなカードで。ほんま徹底してます。ほれから、美術館、飛行機、鉄道のチケット関係は、みんなネットで事前予約で、スマホかタブレットぴっ。で、この店もカードなんやけど、ピッてやったら次の画面が出てきた。「どれかえらんで。」とまたそっけないおねえさん。うーんと、え?サービス料をパーセントで選べと。うーわ。デリカシーもくそもないし。いや、ええ店やったなーようけチップあげたいなー思ってた人も、えええ?ってならんのかな。「はらえへん」っていう選択も見えてたけど、まあ料理はおいしかったし、少しは払った。アニエスは「払わんでいいのに!」て。サービスの具合に見合う額を払うっていう概念がそもそもちゃんとあるからなのか。ってことはこのしくみ、外人からとったろてきなものなのか。あとでレオに言うたら、「あれ、オレきらいや。めっちゃ変や」(和歌山弁イントネーションの日本語)

通りがかった大きな改修現場の仮囲いの外に、詳細なこの建築の来歴が。改修を統括してるチーフアーキテクトの紹介もちゃんとある。セーヌ川に面したブロックの角の一角が全面改修中で、映画につかわれたりと有名な建築らしく。この写真は「PJ階段」て。下階の手すりが「P」、上の手すりが確かに「J」になってるな。さっきの、関係者を前面に出す看板といい、こういう、知的欲求をふと満たす看板といい、技術やアートと市民の近さを感じる場面がいっぱいやな。ほなけん、ほないに変な建築建ってないもんな。社会力レベルが高いというか。

ボケてますが、9時前くらいからミシェル邸で始まった晩餐。上の階に住んでるミシェルの姪っ子ペレット(ほんまの発音はもっとむずかしい)と、そのパートナー、アレキサンダーも一緒に。彼はお酒通。めっちゃ詳しくて、自分の部屋には40本くらいお酒あるよって。

その一部。雰囲気も話もめっちゃソフト。やけど、お酒の話になるとすごい情熱的。ミシェルは元学校の先生で、けっこうなんにでも一家言もってる。押しつけはしないけど、大人としての教養や分別があってかっこいい。んやけど、アレキサンダーとは議論になってた。ミシェルは地域性や物理的な要素を言うんやけど、アレキサンダーは、水面からの反射とか斜面の角度とか微細な条件も素材の味の要素になるんだ、と、いうようなことを言ってた。と思う笑。みんなで「まあまあ、」いうておさまったけど笑

ペレット(左)は建築家。彼女は設計事務所勤め。リノベーション専門の事務所らしくて、いろいろ面白かった。「リノベーションって言うても、昨今はイノベーションになってきてて、ますます面白い。」みたいな話をペレットがしてきて、いや、やりすぎない方がいい、既存を大事にしたいと最近すごく思い始めてる自分としては「一周まわってシンプルなリノベーションにむきあいはじめてる」みたいな話をして。お互い発音もよくないし、???な感じになってきて・・・笑 レオにわいが日本語で説明したら、めっちゃシンプルにフランス語にしてくれたみたいで、「ああ、了解」って腑に落ちたみたい。言葉って・・・。
リノベーション専門だし、RCはあまり興味ないのよね。タダオアンドウとかも、きれいだけどみんなみたいにはアレなのよね。みたいな話になって。「こないだユニテダビタシオン行ってきたよ。5分だけ。」いうたらめっちゃ受けてた笑 「コルビュジェの設計した建築に住むっていう、ステイタスの方が勝ってしまってて、なんだかなあって感じなのよね」とのことです。
5月から二人して、ワーキングホリデーで一年近く日本にいるらしい。「内野設計でちょっと働く?」言うて笑 去年うちにきてくれて、近くで何泊かしたミシェルが、「日本の始まり、佐那河内には絶対行くべきだよペレット・・・」って力説してくれてました笑

ミシェルのフラットの階段。どこ行っても階段が美しくて上り下りしやすい。法的な最低寸法も大事やけど、見た目美しく、使いごこちがいいのがええよなやっぱり。
