鳥取行

2019/08/22

盆あけの週末、徳島大学の井若さんからの声掛けで始まって、

士業ネットワーク防災WGのリーダー的存在、弁護士会の堀井さんの

招集で集まった徳島県、社協の皆さん他、十数名で鳥取へ。

鳥取県西部地震、中部地震に見舞われて繰り広げられた、というか

今もつづく「災害ケースマネジメント」勉強ツアーに参加させていただいた。

三つの会議が企画されていて、いろんな立場の方々からの

報告と、参加者による意見交換がなされた。

まずは被災時と平時をいかにつぎめなくつなぐことができるか。

が、事前復興のいわずもがなの目標だと思う。(フェイズフリー)

日常的に地域と人に密着している方々が、非常時にもうひとまわり

大きな地域を見ることができるか?(一人でできることには限界がある)

死者が出ると、物理的な支援以前にその身内の方々のケアこそ

まず絶対必要な支援になる。(自分のハード馬鹿を実感)

支援は、長期に及ぶし、人により変わるし、災害の種類

によってかわる。(相手が人であることを再認識)

いろんなグループが、一つになりすぎると、とたんに

動きが悪くなる。(これ、なんでも一緒)

単線型より複線型。いろんな専門家がそれぞれでやる。

情報交換しながら。(ハミ出ながら)

ハード系であれソフト系であれ総合系であれ、「聴き取り能力」、

「潜在的な大事なことを嗅ぎわける能力」がとても大事。

対応できる専門家への引継ぎまで。

(設計者はここ得意なはずやけど平常時でも不足なことが多い・・・)

発災後に、多くのスーパーマンがあらわれるなんてことは

ないとすると、われわれ建築士も含めて、平常時にしている

ことを、発災時のことをイメージしながらするという単純な

ことからかな。すこしずつリーチ(と深み)をのばすというか。

それぞれが考えなあかんと再認識。

日常からせななと再認識。

そんな中、ひとつ、すぐにでもできる、地域のみんなの意識向上と、

地域の安全を引き上げる手法を教えていただいた。

「支え愛マップ」

地元の常会でやってみよ。

鳥取県では、このマップづくりに補助金が出ます。

はじめてのマップづくり5万円

マップの見直し10万円

じっくりマップづくり10万円

と、段階ごとに。すごいなー。

外へ出てみないとわからないことだらけなのと、出ると、一緒に行った

仲間との連携が強まることがよくわかりました。

みなさま大変お世話になりました。

写真は、なん年ぶりやったかなの大学の研究室仲間との

ミニ旅行の道すがらに遭遇した物件です。

鳥取の屋根。

鳥取の板壁。

投入れ堂は雨であがれず。

またいこや。

コメント (1)

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いただいたコメント

  1. コガ より:

    勉強家やな!