7月6日

2022/07/06

真っ白だった看板が

ぐっとカラフルに!

オープンして丸三年が経とうとしているホームホスピスの看板です。

以下は今回ニュースレターに寄稿した文章です。

長いですがこんな感じです。

・・・

10年近く前、当時関わっていた応急仮設住宅試行の計画図に、

リタイア後に友人達でとも暮らしをする「みんなの家」的なものを

重ねてイメージを膨らませてくださっていたのが五反田さんでした。

あわホームホスピス研究会に入会して、何もわからないまま、

候補となる家を巡ったりするうちに、今の「ふくい」の計画に至ります。

ホームホスピスは、そういう名前の特別なものをつくるのではなくて、

「ふつうに暮らせる場所をこしらえる」ということなんだと理解した

のは竣工後のことかもしれません。

みんなでふつうに暮らすためには多くの人の努力があります。

そんなふうに見えないのは、サポートする側の皆さんの大きな尽力は

もとより、普通の家であることが大事なんだと思いました。

その後のコロナ禍の中。

病院に行っても会えず、このままではと在宅看護をお願いして、

最後は自宅で息を引き取った父。

持病の腰痛が進んで自由に歩けない母は、手術ができても

長期の入院で認知症が進んでしまっては何の意味もありません。

都会に暮らしていた長男。徳島に住む我々と自由に行き来ができず、

助け合うこともできないその暮らしに価値を見出せず、

奥さんと二人の子供をつれてこの春もんてきました。

近くにいて、人の助けも借りながらみんなで暮らせることが、

いちばんの幸せだなあと思います。

そのひとつのかたちがホームホスピスなんですね。

・・・

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